MuRAT: 採用事例

採用事例

ここでは、国内外におけるMuRAT専用端末の採用事例をご紹介致します。

世界貿易機関(WTO)は2005年に香港で開催されたWTO-MC6において、500台のL110端末製品*1を利用しました。

11,000の団体が参加する会議に対して、非常に短期間にインターネットと会議情報へアクセスする大量の機器の設置が必要でした。当初、PCを利用したシステムの構築に対して大手事業者の協力を仰ぎましたが、会場の電源容量などの様々な制約により、協力は得られませんでした。 WTO_02

NComputing製品L110端末*1500台を、プレスセンター、サイバーカフェ、NGOセンター等に設置しました。

PCに代わりL110端末*1を設置することで、システム立ち上げに掛かる時間の短縮を実現しました。また、PCに比べて95%の電力消費量を削減し、導入コストを80%節約することが出来ました。更に、ユーザに提供された機能も満足頂けるものでした。

*1) L110端末製品は、Lシリーズ端末製品の第2世代の製品です

ドイツのクロイツブルクにあるヨーロッパ有数の製材企業であるPollmeierは、現場の過酷な環境(埃、振動、熱、等)の下でも問題なく動作し、工業向けPCよりも圧倒的に安価かつ故障しないという理由から、L200端末*1を導入しました。

工場・現場での埃、振動、熱といった過酷な環境下で工業用にPCを配備しなければなりませんでした。しかし、それには高価かつ大型の保護ケース内にPCを設置せねばならず、また高い頻度でフィルター交換を行う、等の作業も行わなければならなかったのです。

数台のホストPCを事務所内に設置し、工場内にはイーサネットでホストPCに接続したNComputing L200端末*1を配備しました。また、端末利用者はキーボード、マウス、モニター、スピーカーを端末に接続して利用する様にしました。

PCに比べ、ハードウェアコストを30%削減することが出来、また保守に関するITスタッフの無駄な労力 (フィルタ交換など) が低減出来ました。更に、PCがダウンする頻度を低下させることにも成功しました。これにより、ITスタッフがPCの障害解決に要していた時間を削減することにもなりました。

*1) L200端末製品はL230端末製品の1世代前の製品です